シンギュラリティ Singularity

シンギュラリティ Singularity

2018/02/14

最近出会った言葉に シンギュラリティ(Singularity) というのがあります。
皆さんはこの言葉をご存知ですか?

この言葉の意味について調べて居た所、
孫正義育英財団の特別対談の動画に行き着きました。

未来を創る若者たちへ」と題し、
昨年2月に 孫正義(ソフトバンクグループ代表)
山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所所長)
五神真(東京大学第30代総長)
羽生善治(将棋棋士) の4氏で対談が行われた時の動画です。

 

それぞれの業界でご活躍されている皆さんですが、 いつ、そして何故、
その山(=ご活躍されている業界)に 登ろうと思ったのか、
をお話されていました。

 

詳細な対談内容は動画をチェックして頂くとして・・・  

この対談の最後のまとめで山中教授と孫さんが「英語」についてお話されました。

山中教授は、ほぼ毎月アメリカへ行かれているそうですが、
未だに英語で苦労することもあるようです。

外国の研究者とも頻繁に連絡を取り一緒に研究されている山中教授でさえ
若いうちにもっと英語を勉強しておけばよかったと思っているそうです。

そして、孫さん。
孫さんの留学のキッカケは坂本龍馬とのことでした。

15歳の時に坂本龍馬の本を読んで感動したそうです。

 

龍馬は海外が見たくて見たくてたまらなかったのですが、
ご存知の通り、坂本龍馬は33歳で暗殺されてしまい、
その夢は果たせませんでした。  

そこで・・・ 「だったら自分が代わりに行こう!」 と思った孫さんは16歳で渡米したそうです(笑)

もちろんアメリカには家族も友達も知合いもいなかった。
でもそれが自分にとってとてもよかった、と仰っていました。  


お二人が強調されていたのが 登る山がどんな山であったとしても

英語とコンピューターは必要な時代になってきている
英語とコンピューターは多くの人々に通じるため

この2つは早い段階で自在で使えるというところまで身につけて欲しい
英語は子供のうちから、若いうちから、
英語が第一ヶ国語として喋れるくらい身につけて欲しい
コンピューターを使わずしてその業界で第一人者になるのは難しい

でした。  


英語とコンピューター。
私達の生活からはもう切っても切れない存在です。

そして、それは今後もますます加速するのは容易に想像できます。
なにしろ時代はもうAIですから。  


余談ですが、孫さんの英語はわかりやすい、って有名なんです。
孫さんはそれに関して、この対談の中で
難しい単語も文法も知ってる、でも敢えて使っていない

簡単な英語にしてより多くの人に理解してもらえるようにしている
世界中の、英語を第二ヶ国語として習っている人達にわかるように、
最大公約数の人にもわかるように敢えて言葉を選んでシンプルになるように意識している

と仰っていました。

なるほど~。  

英語というツールを適材適所で使い分けていらっしゃるのがこの発言からよくわかります。

英語が話せても相手に伝わらなければ意味がないですから。

私も常日頃、英語が話せても喋らなければ英語を話せないのと一緒、
と思っているので、孫さんの仰っていることがよくわかりました。

各界で活躍されている方々が痛感している英語の必要性。
非常に説得力がありました。  

 

さてさて、シンギュラリティですが・・・
シンギュラリティの言葉の意味は「技術的な特異的」ということのようです。

ある特異点を迎えるとそこから著しく変わる という意味です。
孫さんのお話の中に、コンピューターのシンギュラリティがありました。

コンピューターのチップの計算能力が人間の知能を遥かに越えていき
その結果、世の中で今まで常識と思っていたことがことごとく変わっていく
コンピューターは単に計算にだけ使われるのではなく
コンピューター自らが学習し、思考し、推論するように進化している

時代はまさに転換期なんですね。
なんだかワクワクしませんか?